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Accessibility Metatesting
・testaroの前の論文らしい。9つのアクセシビリティツールを比較。2023年。
https://paper.path-finder.jp/c4548f734793ff5de31e718ce2bef35d72741234c9fe41a451799e9d2a26a2d8
・W3Cではアクセシビリティツールを167個リストアップしているらしい。やっぱりどうみても16個しかないんだけどなんでなんだろ。。
https://www.w3.org/WAI/test-evaluate/tools/list/
・「このようなツールの比較は、実質的に補完的であることが分かっている。ある人が発見した問題は、別の人が見落としがちである。このため、1つのツールに依存するのではなく、複数のツールを使用することが推奨されている」という言い回しが素晴らしい。2つリファーすることで個人的な主張ではないことも裏付けられている。言いたいことを言うためのやり方として学ぶ
・「ツールは急速に現れては消えていく」ということもとてもわかる。こちらもちゃんとリファーしていて、良い。こう主張しているのは自分一人じゃないんだぞ、的な
・「誤検出は間違いなく、事実ではなく判断である」という言い回しも詩的。なんだろう。
・9つのそれぞれの検出率の違いについても表3にまとめられている。これも水物なんだろうから細かくは見ていないけど、違いがあるってことは自明で理解
・「組織が特定のアクセシビリティの問題を気にしている場合、それらの問題に熟練したツールだけをテストすることが現実的かもしれません、とは、まさにそうだろう。そして、それぞれのツールの熟練しているポイントについても記載あり。よく調べたなぁ
・9つのツールでアクセシビリティを定期的で効率的にテストするには以下の努力が必要とまとめてある。これって要件だよなぁ。書き連ねられているけど、こうやって思ったことを列挙することも新たな知見となると感じる
- ツールの呼び出し方法の統合
- テスト分離の保証
- ツールの報告形式の統合
- ツールの重大度と確実性の分類を統合する。
- インスタンスロケーションを特定するためのツールメソッドの統合
- テスト前のブラウザ操作のためのツール手法の統合
- 問題の分類における粒度の違いの調整
- どのissueを同一とみなすかを決定する。
- ツールとそのテストへの信頼レベルの割り当て
- スコアを計算する際、ツールの重複を補正する。
- ツールレポートから各課題に関する所見を収集
- 各ツールのリビジョンを管理する。
- ツールの不一致を処理する
- ツールをカスタムテストや標準と統合する。
https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3587281.3587282