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Exploring the Intersections of Web Science and Accessibility
・Webアクセシビリティの自動評価は困難であることは良く言われるが、いわゆる多くの研究を調査するサーベイ論文。2019年。
・その困難の要因の中でも、特にAjaxなどjsによる画面構成について多く述べている。ほか、ログイン後やフォーム入力後のDeep Webにアクセスすることが困難なことも言及
・jsによる動的画面構成によって、Webアーカイブが難しいことについても言及。航空機撃墜のエピソードが書いてあるけど、そうだったのか、と興味深かった。いろいろあるのね
・ほか、障害を持つユーザーのモデルも簡単に検討してる。例えばマウスが使えずキーボードの操作のみのユーザーモデル。ユーザーの障害内容によってアクセスの仕方は変わるから
・総じて、こういったことを考えることが、Webサイトのアクセシビリティをより良く評価することに貢献するってことを主張。
・クローリングしてローカルにソースを保存するときには、jsの動きも含めてコードを組むのだけど、それを作成した自分としては、この論文が主張するように一筋縄ではいかないのねってところに同感。それくらいに今のWebの確認は複雑
・生成AIが、それらのユーザーモデルを元にふるまって、表示されたWebサイトを確認していくというアプローチはできるだろうけど、これには困難さがかなりあると思う。WCAGの評価100%の達成や、生成AIによる仮想人格での評価は、これからの世界では達成すべきところであり、どこまでできるのかを確かめることは非常に良い知見になるのだと思う
・これも良い研究テーマかもしれない
・他、視覚が弱い人向けの支援で、視線解析がなにかむすびつかないかな、、
https://www.researchgate.net/publication/335094973_Exploring_the_Intersections_of_Web_Science_and_Accessibility